プライバシーポリシー
トップページ > お知らせ一覧 > 【連載シリーズ(第8回/全10回)】「人事評価を"人づくり"のエンジンに ― 制度はある、問題は運用だ」
2026.10.24
【連載シリーズ(第8回/全10回)】「人事評価を"人づくり"のエンジンに ― 制度はある、問題は運用だ」

【第8回】面談は「作戦会議」である ― 結果の通知で終わらせない


「面談をちゃんとやっていますか?」と聞くと、ほとんどの管理職は「はい」と答えます。


しかし、その中身を聞くと、「評価結果を伝えて終わり」「雑談で時間が過ぎてしまう」というケースが少なくありません。


面談を一言で定義するなら、「業務遂行上の作戦会議」です。


結果を通知する場ではなく、上司と部下が一緒に次の一手を考える場なのです。


効果的な面談には、明確なステップがあります。


まず「導入」。


面談の目的が「評価の相互理解と、業務・能力向上のための作戦会議である」ことを共有します。


次に、部下自身に今期の仕事の成果とその理由を語ってもらう。


上司から一方的に伝えるのではなく、部下が自分の言葉で振り返ることが大切です。


そのうえで、上司からの評価とその根拠を、事実に基づいて説明します。


ここで「事実の記録」が活きてきます。


記録があれば、「あのとき、こういう対応をしてくれた。それがこの評価につながっている」と具体的に伝えられます。


抽象的な印象論ではなく、事実で語るから納得感が生まれるのです。


そして最も重要なのが最後のステップ。


「では、次の期に向けてどう取り組むか」を一緒に考えます。


長所をどう活かすか、改善点にどう取り組むか、具体的なOJTテーマを設定する。


ここまでやって初めて、面談は「育成の場」として機能します。


面談の質は、管理職の最も重要なスキルの一つです。


30分の面談が、半年間の部下の働き方を変える力を持っています。

ページトップへ