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2021.09.06
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【会長ブログ 「経営の勘所」 第4回】

❖マネジメントの前にリーダーシップありき!


株式会社日本マネジメント協会東部 会長 大内 光郎

 

 

 リーダーシップとマネジメントのどちらを優先させるべきかと言う論争がある。


リーダーシップとは何か?と質問すると、大抵、率先垂範すること、統率すること、引っ張ることなどという答えが返ってくる。確かにこれらはリーダーシップには違いない。この場合のリーダーシップの定義は、『目標達成に向けて、与えられた状況の中で、個人集団に影響を与えること』である(狭義の定義)。簡単に言うと影響力とか人を動かす力である。


しかし今求められるリーダーシップは、『変革を方向づけるという広義のリーダーシップであり、ビジョンや戦略などを方向づけること』である。もっと言うと何かを変えることである。


従来は、本部からの指示通りに計画化、予算化、人員配置、役割分担、行動計画、実践と管理をやっていれば良かった。人、モノ、金、情報、時間などの資源を構造化して管理していく、或いは日常発生する問題を解決していく、これをマネジメントという。変化のサイクルが今よりも大きくゆっくりしていたためマネジメントで通じた。


ただし、今そしてこれからの、変化のサイクルが小さく速い時代に勝つには、自発的、柔軟に問題を発見し、変革の方向づけをし、部下を動かすリーダーシップが求められる。管理者からリーダーへの転換とでも言えるだろう。


もちろんマネジメントが不要ということではなく、リーダーシップとの両立が求められることを認識しなければならない。今の時代を考えれば、前にリーダーシップ、後にマネジメントであろう。7つの習慣®のコヴィー教授は『マネジメントは左脳、リーダーシップは右脳』と言っているが、納得である。


 司馬遼太郎さんの何かの評論に載っていたと記憶しているが、『戦国武将を色分けすると、製造型は織田信長で、処理型は徳川家康。両方を兼ね備えているのは豊臣秀吉である』と言っている。


製造型は変革型を、処理型は管理型を指している。

変革型はリーダーで、管理型は管理者である。

両方兼ね備えればエクセレントリーダーである。


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